岩船は光風会会員・全道展創立会員として、全道全国で活躍するが、1960年代に入ると、独特の色彩感覚を生かした詩情あふれる画風を確立する。1960年代後半から取り組んだアイヌの人々や神話をモティーフにした作品は、独自の心象世界を豊かな色彩で描いたもので、この絵のようにメルヘンチックな描法で描かれ、多くの人に愛された。1974年には取材でアラスカを訪れてからは、アラスカの雄大な自然をテーマにした作品をたびたび発表しています。彼の作品は、東京国立近代美術館、北海道立近代美術館、北海道立函館美術館などに収蔵されています。
題名：「小鳥と少年」画材：油彩、F10号   額縁：ラーソンジュール新品  685ｘ613ｍｍ人気のメルヘンチックな描法を確立しつつある頃の作品で、あまり市場に出回る事は無く入手困難。優しい色調とフォルムですので、明るい部屋や壁紙にも合いやすいと思います。額も高価な定番商品（新品）ですので、高級感があります。
注意・殆ど目立ちませんが、ひびが三か所ほどに見られます。 写真5：左上部角、写真６：右上部、写真7：左下。  しかし、剥落はありませんし、今後も更に悪化しそうにありません。・地塗りの関係で、キャンバス裏に赤茶が染み出していますが、表には影響していませんので問題ありません。写真８
画暦1908  函館生まれ1930  帝展に初入選（"34）1936  フランス留学、その間ヨーロッパ各地を旅する1941  光風会会員（のちに退会）1945  全道展創立会員1961  函館市文化賞1967  日展に招待作家として出品1969  安井賞招待作家1970  道庁からの依頼により開拓記録画「札幌本府の建設」を制作1973  北海道文化賞1974  北海道秀作美術展の選考委員1975  北海道現代美術展の選考委員1981  画業55周年展を函館、札幌で開催1987  北海道立近代美術館の「美術北海道100年展」に出品1987  北海道立函館美術館で「夢幻の軌跡・岩船修三展」開催1987  地域文化功労者表彰（文部大臣）1989  死去（80才）